北海道PGツアー 札幌編
今回のスケジュールは3日間で帯広と札幌両方の主要なパークゴルフ場を7箇所を訪問という超過密スケジュールでした。特に厳しかったのは帯広から札幌への移動が入る二日目でした。
始発の飛行機に乗る為に4時起きした前日に続き(^^;;;、早起きして6時半にホテルを出発。
帯広の幕別ちろっとの森PG場でプレーを終えたのは9時過ぎ。PG発祥の地、幕別町つつじコースに向かいました。ここで記念写真をとって、終わりにして、すぐ札幌に向かうべきでした。しかし、「折角、聖地PG場に来たのだから」という誘惑には抗しがたく、9ホールだけプレイ。結局、札幌(江別)に向かったのは10時半過ぎ。



これが厳しかった。
池田町のインターから入る予定でしたが、道がよく分からないので、音更町のインターに向かいました。1時間近く時間がかかり、お昼はインターに乗る前にラーメンと決まった。入ったラーメン屋は帯広にある熊本(^^;;;ラーメンの専門店。美味しかったそうです(^^)。


高速道路でのスタートは12時過ぎ。頑張って3時間位で何とか目的の江別のインターには到着。しかし、ここからPG場までの道が分からず時間がかかり、着いたのは16時過ぎ。事前の調査が不足でしたね。

さて肝心のPG場の紹介。

えべつ角山パークランド



二日目午後の予定はえべつ角山パークランド。全72ホールの北海道では最大規模のパークゴルフ場です。


これがPG場のサイトにあるコース全体の空撮写真。左右縦に9ホールを二つ配置し、行って帰ってくるという形で18ホールを構成し、これを横に4つ並べるという形で全72ホールを形成しています。詳しくは同サイトのコース紹介のページを参照して下さい。


到着時間が営業時間を過ぎていたので、「はるばる神奈川から来ました。相応の料金は払うから、プレーさせて貰えないか」と交渉したら、「営業が終わるまでなら、無料でプレーしていいですよ」という女性の管理者のご好意で3ホールほど回ることが出来ました。ありがとうございました。

夜は定番ですが、札幌ビール苑。ビール2杯美味しく飲んで、本場のバイキング。野菜の上に羊の肉を置くという正しい流儀でいただきました。

ところで、「味はどうでした」という問いに、「辻堂羊堂と同じ」というご返事。食事だけなら、辻堂でも事足りるようですね。


最終日です。この日も早起き、朝7時に出発。輪厚の2箇所のパークゴルフ場(輪厚国際パークゴルフコース、ローンスケープ輪厚PG場、それぞれ36ホール)を回りました。どちらも全国規模の競技会が開催される、有名なコースですね。


ご覧のようにこの二つのパークゴルフ場は北広島市の南側に位置します。札幌から千歳に向かう途中で、近所にはパークゴルフ場だけでなく、ゴルフ場もふんだんにあります。

輪厚国際パークゴルフコース




午前中は輪厚国際パークゴルフコース。当日はコンペ開催中で賑わっていました。


ここの特徴はグリーンが綺麗なこと。PG場サイトの写真をお借りします。


『当コースは、西洋芝を代表するケンタッキーブルーグラスの天然芝。密度の高い芝生は、ラフ・フェアウエイ・グリーンの三段階に刈り込まれ、平坦なホールながらも難易度が高くプレーヤーのチャレンジ精神と正確なショット・ストロークが求められる本格派コースです。』だそうです。

ロングホールは100m近いコースがありますので、打ちがいはあります。




ローンスケープ輪厚パークゴルフ場


午後はローンスケープ輪厚パークゴルフ場。ここも36ホールあります。


連チャン早起きの三日目の午後。さすがに疲労困憊という感じでしたが、皆様頑張りました。
このコースの特徴は
・ベントグリーン
・アップダウンのあるコースレイアウト
・打ちっぱなし練習場
ですね。順番に説明します。

①ベントグリーン

これはPG場サイトの動画から頂戴した写真です。「あれ。普通のゴルフ場のグリーン写真と間違えていないか ?」といわれそうです。よく見ると、ボールがちょっと大きく、ポールの太さがカップに対し細すぎるでしょ。これがローンスケープのベントグリーンです。
ベント芝とは、ゴルフ場でも高度なテクニックが要求される競技会などが行われるコースで使われる芝です。
「ふわふわで素晴らしかった」そうです。まあゴルフ場では当たり前ですがね。

②アップダウンのあるコースレイアウト

Aコース2番100メートルのティーグラウンド側からのコース紹介動画のカットです。グリーンにたどり着くまで上り下りを何度も。大変そうですねぇ。
これはDコース全体の写真ですが、砲台で無いグリーンはありません。

これもコース紹介動画からのカットですが、うねりくねりだらけですね。


③打ちっぱなし練習場
ありそうで無いのがこれ。クラブ内の打ちっぱなし練習場です。神奈川県のコースでは練習場を持つコースは存在しません。北海道でも、今回、回ったなかではここだけでした。写真はPG場サイトから拝借。

もっとも、北海道PGツアーの最後、全員疲れ果てて到着したので、練習したのは一番若いMuさんだけ。他のお二人にはちょうど良い休憩だったそうです。

最後にこのコースの最難関のホールB-5番ロング(パー5 100m)でのスーパーショットをご紹介。




ごらんのようにティーグラウンドとグリーンの間を長さ60m幅15m深さ1.5mの巨大なグラスバンカーが待ち構えています。


ボールをまっすぐ打つとグラスバンカーに入ります。2打目はこんな感じでフルショットしないといけません。当然ショットのコントロール精度は落ちますので、なかなかイーグルは厳しい。

グラスバンカーに捕まらないためにはティーグラウンド側から撮った最初の画面の左の土手方向に打って、バンカーを超えるしかありません。それでも、最善の方向をとって20メートル以上は残りますので、2打目きっちり打って、載せて、パー3。というのがベストの攻め方。

Maさんがこれに挑戦。見事にクリア。皆ショットに夢中で写真は撮っていませんので、映像はコースの紹介動画から拝借しました。


今回、帯広と札幌の二つの地域のパークゴルフ場を訪問しましたが、その運用スタイルは対照的だったと思います。
プレー費に関して、帯広では全て無料だったのに対して、札幌では全て有料(それも1000円以上)。
場所に関して、帯広は町中の公園という立地が大部分であったのに対し、札幌は郊外&ゴルフ場の側という立地であったこと。
クラブハウスや練習場などの付帯設備に関して、帯広は必要最小限に対し、札幌は必要十分。
運用に関して、帯広は地域パークゴルフ愛好家団体のボランティアによって支えられるのに対して、札幌はクラブ会員をベースにした会員制度で支えられる。
そして、パークゴルフ場の経営に関して、帯広は全て地元自治体(市、町)が運営しているのに対して、札幌では全て民間(会社)が運営。
という具合です。

いってみれば、帯広は公営公共事業方式なのに対し、札幌は民営民間事業方式であった。
二つの地域でたまたまお勧めのパークゴルフ場を選んだらこうなったわけです。札幌と帯広の経済環境や地域状況の差が結果としてこういう形になったのでないかと思います。

北海道ではパークゴルフというスポーツの認知度は高く、競技人口も多いでしょう。しかし、それでも、経営的に成立する事業として運営維持されるには札幌位の人口を持つ大都市が必要であるということらしい。


後、もう一つの発見はスマホ(インタネット)を使えば、こういう旅行が簡単に企画実行できること。今回は楽天を使いましたが、予約は簡単。2月前に予約すれば、航空機料金も安く出来るし、ホテルの条件なども自由に選べるので、便利でした。レンタカーを使った超強行日程という部分はやりすぎでしたが、この点を軌道修正すれば、「使えるなぁ」と思いました。

示唆に富むPGツアーでした。
コメント一覧
コメント投稿

名前

URL

メッセージ

- CafeLog -